流される

今では当たり前だけど
数十年前までスマホはなく
ネットも身近ではなかった。

空いた時間にスマホを弄る以外の
過ごし方を忘れてしまっている。

朝、天気を確認する時、窓の外を見ずに
スマホを確認するようになった。

節目節目に撮っていた写真も
今では日常との境目はなくなった。

もし、スマホをなくしたら大変なことになるけど、なくて当たり前の時代を生きてたのにそこにはもう戻れない自分がいて結局、大切なものを捨てて、売り渡して便利さを得ている、前に進んでいるようで寂しくもある。

時代の流れに柔軟に対応していくことも大事だけど、どんなに時代が変わっても生き方を変えなかった人達の偉大さを既に流された側の人間として、最近は殊更強く感じる。